土之鈴ミュージアム土之鈴ミュージアム英字ロゴ

ごあいさつ

地域別

授与鈴(社寺別)

TOPに戻る

ごあいさつ

土鈴の魅力

私が土鈴収集を始めて、かれこれ30数年になるかと思っています。
記録をつけていませんので、経験年数は明確ではありません。
土鈴の魅力は何なのかと問われると、まず、「造形の妙」です。 どんな形でもありのバラエティの豊富さ、奥の深さ、大人の遊び心をくすぐるもの、これは、日本人独特の文化であるような気がします。 又、土ゆえの素朴さ、暖かさ等の理由が挙げられますが、決定的なことは自分でもわかりません。
土鈴は割れてしまえば終わりであり、そのことは、私たちの命を含めすべてのものは、最後には土に帰るといったこととも関連して、魅力の原点のひとつでもあるような気がします。
気がついたときには、いわば土鈴の奴隷になっていたのです。

授与鈴に関して

若い時には旅行に行けば、その土地の土鈴を何でもいいからと一生懸命捜し求め歩いたものでした。
そんな収集方法も年を重ねるごとに変化してきました。
今ではいい土鈴に巡り合うことが一番の楽しみです。
近年での収集は、神社仏閣のいわゆる授与鈴に中心を置いています。
昭和10年代の土鈴ブームの頃は、全国的に多くの社寺で独自の授与鈴が置いてあったようですが、それに比べると寂しい昨今です。
授与鈴の復活を希望して止みません。
昔の授与鈴は、現代のものに比べると比較的小粒で技術的にも素晴らしい出来栄えのものが多いのが特徴です。
昔の質を求めるのは無理と思いますが、せめて神社仏閣に個性的な授与鈴を少しでも復活してほしいものだと希望しています。
土鈴に魅せられる人々は、心やさしく平和を願う方々だと私は勝手に確信していますので、レアな分野ですが、愛好家が少しでも増えることを期待しています。
ご覧になり、楽しんでいただけたら幸いです。
(C)2006 the Tsuchi no suzu Museum
inserted by FC2 system